神奈川県立横浜栄高等学校普通科の進学希望状況
平成28年(2016年)11月22日に、「平成28年度公立中学校等卒業予定者の進路希望の状況について」の調査結果が神奈川県により取りまとめられ、発表されました。調査期日は平成28年10月20日現在となっています。
調査対象は、神奈川県内の公立中学校の第3学年の生徒全員(平成29年3月に公立中学校及び義務教育学校後期課程を卒業予定の者)で、69,965人です。
この69,965人のうち、現時点での高等学校等進学希望者数は67,455人、全体に占める割合は96.4%であり、前年度より0.5%低下しています。
また、高等学校(全日制)への進学を希望する生徒の割合は91.3%であり、前年度より0.9%低下しています。そして、県内の公立高等学校(全日制)への進学を希望する生徒の割合は80.7%で、前年度と比べ0.6%低下しています。
この調査結果の中から、神奈川県立横浜栄高等学校普通科(以下、横浜栄高校)の進学希望状況について、過去5年(平成24年~28年)のデータと比較し、受験生の動向を分析していきたいと思います。
ちなみに、過去5年(平成24年~28年)の第2回における調査対象の人数は下記のとおりです。
平成24年12月 68,929人
平成25年12月 70,500人
平成26年12月 69,713人
平成27年12月 70,369人
平成28年12月 69,965人
それでは、まず、過去5年(平成24年~28年)の横浜栄高校の進学希望者数を見ていきましょう。
なお、この進学希望者数は調査期日における希望者数です。公立高等学校への入学志願状況ではありませんのでご注意ください。平成29年(2017年)の公立高等学校の入試に向けて、出願する際の参考にしていただければ幸いです。
【平成24年~平成28年における横浜栄高校の進学希望者数】
希望者数 | |
平成24年10月 | 323人 |
平成25年10月 | 342人 |
平成26年10月 | 350人 |
平成27年10月 | 354人 |
平成28年10月 | 429人 |
横浜栄高校の過去5年の進学希望者数の平均を出すと、359.6人になります。平成24年から平成27年までゆるやかに増加し、その後、平成28年は平成27年から70人ほど増加しています。平成28年は過去5年で最も多い進学希望者数になっています。
続いて、横浜栄高校の進学希望者数を募集定員で割った倍率をみていきましょう。
【平成24年~平成28年における横浜栄高校の進学希望者数を募集定員で割った倍率】
募集定員 | 希望者数 | 倍率 | |
平成24年10月 | 238 | 323 | 1.36 |
平成25年10月 | 278 | 342 | 1.23 |
平成26年10月 | 278 | 350 | 1.26 |
平成27年10月 | 278 | 354 | 1.27 |
平成28年10月 | 318 | 429 | 1.35 |
横浜栄高校の過去5年の倍率の平均を出すと、1.29倍になります。平成23年から進学希望者が増え続けていますが、募集定員も増やされていることもあり、倍率の変動は小さく、安定しています。